経営者の経営課題を解決!「経営者はどのような経営ビジョンを掲げるべきか?」

経営者の経営課題を解決!「経営者はどのような経営ビジョンを掲げるべきか?」

新谷哲の経営相談「経営者の経営課題を解決!」

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。(2018年10月配信)

 

相談内容:「飲食店の経営者ですが、どのような経営ビジョンを掲げるべきかお教え下さい」

ご相談者:S社様

業種:飲食業

従業員数:8名

こんにちは。私は飲食店経営を行っております。

店舗ではアルバイトの雇用も多いのですが、やはり社員と違って「バイト感覚」が抜けず
最近はお客様からのクレームが相次いだこともあり、どうしても現場メンバーの仕事姿勢に不安を覚えてしまう状況です。

今後、店舗を拡大していくことを考えると、この状況を打破したく、私自身が何かを見直すタイミングに来ていると感じ、休日に経営書などを読み漁っております。

先日読んだ本で、「経営者は経営ビジョンが掲げるべき」という内容を学びました。お恥ずかしながら、これまで経営ビジョンのようなものを定めたことがありません。経営ビジョンの重要性は分かったものの、具体的にどのレベルで定めたらいいのか、経営ビジョンを作る方法が自分に落とし込めておりません。

WizBiz様ではどのように、経営ビジョンを掲げていますか?経営ビジョン重要性や目的、経営ビジョンを作る方法など、新谷社長なりのご意見をお聞かせいただけますと幸いです。

 

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

私どもの会社には「WizBizスピリッツ」という経営ビジョンにあたるものがあります。毎日の朝礼で社員の誰かしらが経営ビジョンを読み、自分の体験談を喋り、そして私か役員が何かしらコメントすることを毎日繰り広げています。

実は弊社も、最初は経営ビジョンを作っていませんでした。しかしながら、いろんな問題が起こって、前倒しで経営ビジョンというのを作りました。その結果、弊社に合わない人間は辞めていきましたし、不正を見つけ出せたりもしました。また経営ビジョンがあることで弊社に合っている人間達がきちんと採用できるようになる、という良い効果が表れています。

また、離職する社員も大変少なくなり、社員自らが経営ビジョンに合わせてお客様とどう接するべきか、を考えてくれます。クレームも非常に少なくなっておりますので、経営ビジョンは全ての会社が定めるべきです。

松下幸之助は「志や理念というのが一番重要で、マネジメントとか戦略というのは後回しだ」と言っています。もちろんマネジメントや戦略も重要だけども、6対1ぐらいの割合で経営ビジョンのほうが重要だと仰っていたようです。その松下幸之助も経営ビジョンを作られるまでに12年かかりまして、経営ビジョンを作った後の経営では、経営ビジョンが全て、というくらい重要だと言っていたそうです。

私は、ソフトバンクや楽天、Amazonに関しての本を読み漁ってから創業しているのですが、Amazonも創業時から理念やビジョンを大切にしています。経営ビジョンに向かって全社員が突き進んでおり、利益度外視でも顧客の利用のしやすさを追及しています。ある意味では、世界で一番に経営ビジョンを徹底している企業で、経営ビジョンがあるから、あそこまで大きくなっているとも言えるのではないでしょうか。

S社様は社員8名の飲食業かもしれませんが、経営ビジョンを定め、掲げることが重要です。経営ビジョンがアルバイト・契約社員・社員、関係なく浸透すると、バイト自らが経営ビジョンに合わせてお客様の接客をします。

是非、経営ビジョンは早めに作っていただき、それを社員・アルバイトに浸透させていただきたいと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「経営者はどのような経営ビジョンを掲げるべきか?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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