経営者の経営課題を解決!「借金がある企業でも、後継経営者に事業承継する方法とは?」

経営者の経営課題を解決!「借金がある企業でも、後継経営者に事業承継する方法とは?」

新谷哲の経営相談「経営者の経営課題を解決!」

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。(2019年6月配信)

 

相談内容:「借金がある企業でも、後継経営者である息子に事業承継をする方法をお教え下さい」

ご相談者:A社様

業種:卸売業

資本金:1000万円

年商:5億円

従業員数:30名

弊社は、お菓子を中心とした卸売業を経営しています。

40年以上経営者をしていましたが、体調が良くないこともあり、一緒に働いている息子に事業承継をして後継経営者になってほしいと思っています。

しかし、弊社は借金が多く、資金繰りも大変厳しいです。息子に後継経営者になって事業承継してもらいたいですが、本当に事業承継をしてもいいか迷っています。借金が多く資金繰りが難しい状況では、息子を後継経営者にして事業承継をすることは諦めなければいけないのでしょうか?

借金が多くても、後継経営者に事業承継をする方法がございましたらお教え下さい。

 

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

後継経営者である息子さんは、御社の借金について全てご存知でしょうか?

事業承継で重要なのは、後継経営者である息子さんに決算書も含めて全て打ち明けることです。借金のある企業を事業承継するかしないかは、後継経営者である息子さん次第となります。

昔、年商10億円、借金15億円の企業が、事業承継を成功させた、という話を聞きました。この企業の場合は、後継経営者が「借金があってもいいから事業承継させろ」と無理やり事業承継をしたそうです。その企業は現在「年商15億円、借金3億円」の企業に成長しております。借金がある企業でも事業承継をすることはできますが、事業承継後に企業成長するかは、後継経営者の腕にかかっています。後継経営者が継ぎたくないと思っているところを、無理やり事業承継しても上手くはいきません。そのため、後継経営者である息子さんの意思が、一番重要となります。

後継経営者である息子さんが、「事業承継をしたくない」と言うのであれば、M&Aなどの方法で事業承継をするのが良いでしょう。弊社では、「借金があっても事業承継できる」というテーマの経営セミナーを開催しております。また、借金が多くて不安であれば、事業再生をしてから事業承継をする方法もございます。まずは後継経営者である息子さんの意思を確認し、事業承継のプランを立ててください。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「借金がある企業でも、後継経営者に事業承継する方法とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

新谷 哲 著「社長の孤独力」特別抜粋版 無料プレゼント

CTA-IMAGE 経営ノートをご覧くださっている皆様に、日本経済新聞出版社から2019年6月に発刊された「社長の孤独力」(WizBiz社長・新谷哲著)の特別抜粋版(29ページ)を無料プレゼントしています。お申込みフォームに必要事項をご記入ください。