社長の孤独力番外編!「社長の右腕がいない」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「社長の右腕がいない」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2019年11月配信)

第15回「社長の右腕がいない」

本日は、『社長の孤独力』2章6項「社長の右腕がいない」を解説いたします。

本書「社長の孤独力」の中で「自分よりも優秀な人間を右腕にしろ」と書かせていただきました。どのような企業の経営者でも、優秀な右腕がいます。例えば、HONDAの本田宗一郎氏には藤沢武夫氏が、SONYの盛田昭夫氏には井深大氏がいました。しかし経営者様の多くは「右腕はなかなか育たない」とおっしゃいます。では、どのようにしたら経営者は右腕を獲得できるのでしょうか?

右腕を獲得する方法の1つは、自分よりも優秀な人間を右腕にすることです。私にも右腕・左腕と呼べる取締役がおりますが、右腕は私の元上司で、左腕は元同僚です。かつ2人とも別の会社で、部長や子会社の社長を歴任したメンバーで、私よりも優秀な部分を持っています。もちろん私にも優れた部分がありますが、彼らの方が優秀な部分があるということです。例えば、私が部下に変な発言をすると、右腕の役員から「こういうことを言わないでください」と、こっそり怒られたりします。私は「はい、すみませんでした」と謝るのですが、その時にはよく「元上司を右腕として起用して良かった」と思っております。その意味では、経営者様よりも優秀な部分を持つ方を、右腕として雇うことが必要です。

また、右腕を雇う時のよくあるパターンとして、自分と同じような人材を選んでしまうことがあります。同じような人材を選んでしまうと、経営の話をするときに、経営者と右腕の2人では盛り上がるけど部下がついていけない、ということがよく起こります。これはあまり良くないことですので、右腕を選ぶときは経営者とは違う能力を持っている方、違うタイプの方を選ぶべきです。右腕を育てること、採用することは難しいことではありますが、ぜひ経営者様よりも優秀な人材を選んでいただければと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「毎年増え続ける人件費を抑えたい」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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