社長の孤独力番外編!「優秀な社員がなかなか入ってこない」|経営ノート

社長の孤独力番外編!「優秀な社員がなかなか入ってこない」|経営ノート

「社長の孤独力」番外編

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説するとともに、本書では書ききれなかったポイントもご紹介します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、本コーナーは、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。(2020年4月配信)

第39回「優秀な社員がなかなか入ってこない」

本日は、『社長の孤独力』5章6項「優秀な社員がなかなか入ってこない」を解説いたします。

2019年の有効求人倍率が9.91倍であることからも分かるように、優秀な社員を採用することが難しい状況です。経営者様の中には、優秀な社員が採用できないことを話題にする方は多いと思います。しかし、業種にもよりますが大企業の有効求人倍率は0.6倍と、中小企業に比べて低い状況にあります。この数値から考えますと、優秀な人材はまず大企業に向かい、それ以外が中小企業に向かうという状況だと思います。そのため、大企業が求めるような優秀な人材を採用するには、大企業以上の魅力を持った企業にならなければなりません。これは優秀な社員を採用するよりも難しいですので、中小企業が優秀な社員を採用することは難しいと言えます。

その意味では、大企業に合わない人材を採用することが、中小企業が採るべき方法だと考えます。大企業が採用しない人材をターゲットにすれば、その中にいる優秀な人材を中小企業が採用することは可能になります。もしくは、普通の人材を採用して、優秀な社員に育て上げるという方法もございます。採用と教育は密接な関係がございますので、どんな人材でも優秀に育て上げられるのなら、採用に困ることはなくなります。

昔聞きましたプロのサッカーチームの話になりますが、あるスカウトはサッカーが上手いだけの選手は取らず、素直で真面目で一所懸命な選手を取ったそうです。このような人がプロの中に混ざると、どんどん成長していって結果的に優秀な選手になるから、素直で真面目で一所懸命な選手を選ぶ、という話です。そのスカウトは取った人の中には、最初は無名でも最後には日本代表になった選手が何人もおります。プロスポーツの世界でも、中小企業でも、教育の大切さは変わりません。優秀な社員を採用すると考えるのではなく、採用した社員を優秀にすると考えていくことが、採用活動の成功に繋がります。ぜひこのように考えながら、採用活動を進めてみてはいかがでしょうか。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力 番外編「取引先から値引きを要求されている」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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