Q:友人の保証になって莫大な借金を背負ってしまった時の対処法は?

本コーナーでは、2019年6月に日本経済新聞出版社から出版された、新谷哲の著書「社長の孤独力」の内容を解説します。経営者へのアンケートで集めた1000個の悩みをジャンル分類した本書から、毎回1テーマを取り上げます。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「社長の孤独力 番外編」を編集して掲載しております。

本日は、『社長の孤独力』9章4項「友人の保証になって莫大な借金を背負ってしまった」を解説いたします。

まず他人の保証人になる事をやめてください。万が一、保証人になって借金を抱えた場合は、銀行と交渉してください。

現在、日本の通常の民間金融機関であれば、保証人として友人を立てる事を求められる事はほぼありません。経営者本人が個人保証を入れないといけない場合はありますが、友人を保証人するのは法外な闇金業者や、法定利息ギリギリの金融機関である可能性が高いです。その様な業者からお金を借りている事自体が問題なので、「友人の保証人にならない」のは鉄則です。

闇金融であれば、法律違反なので弁護士に依頼すれば勝てる可能性はあります。通常の免許を持っている金融機関の場合は、銀行に相談しリスケをしてください。不良債権として処理している場合は、借金の棒引きが一部できる可能性もあります。

このように、金融機関と交渉をすることで、返済期間が延びたり、棒引きできるケースがありますので、安心をしてください。方法は色々とございます。経営者インタビューで掲載をしている「吉田直人氏(株式会社イオレ 代表取締役社長)」のように、自己破産をした後に上場を果たされたケースもございますので、まずは専門家に相談をして、死を選択することだけは絶対に避けてください。

株式会社イオレの吉田直人氏のインタビュー記事はこちらです。
→ https://keiei-note.com/recipe/35-1/

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の社長の孤独力番外編!「友人の保証になって莫大な借金を背負ってしまった」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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