経営者の経営課題を解決!「経営幹部が社員を連れて独立。どう立て直せば良いか?」|経営ノート

経営者の経営課題を解決!「経営幹部が社員を連れて独立。どう立て直せば良いか?」|経営ノート

新谷哲の経営相談「経営者の経営課題を解決!」

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。(2017年9月配信)

 

相談内容:「幹部社員が社員を連れて独立しました。立て直す方法を知りたい」

ご相談者:G社様

業種:広告関連

資本金:3,000万円

年商:6億円

従業員数:28名

私は広告関連の会社を経営しています。

現在年商10億円を突破することを目標にしていますが、経営がうまくいかずに悩んでいます。

目標達成のための戦略を立てていますが、戦略通りに進めることができず、売上が横ばいとなってしまっています。また最近、経営方針の違いから経営幹部が数名、社員とともに退職・独立をしてしまいました。

このような状況になってしまったことは私の責任。

経営者としてどのようにあるべきか毎日悩んでいます。

幹部社員が退職し、社員も数名が退職した今、どのようにして経営を立て直せばいいでしょうか?その方法をぜひご指導ください。

 

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

経営者というものは、全ては自己責任だと私自身は思っています。

台風が来ようが、地震が起ころうが、槍が降ろうが、全ては経営者の責任。こう思えているかどうかが最初の入口なのではないでしょうか。

自己責任がないなら経営者は辞めたほうが良いのではないか、と思うぐらい大変重要です。

そういう点でG社様の経営者様は「私の責任」と言っているので、方向性は正しいのだと思います。

次の「経営幹部が数名社員とともに退職・独立しました」ですが、経営方針と合わず、意見が合わないのだったら退職してもらったほうが良いと思います。給料の高い幹部が退職してくれるのはコストダウンにもなり、ちょうど良かったのではないでしょうか。

私の友人の社長がNo.2が退職して悩んでいましたが、私は「意見が合わないなら、退職してもらったほうが良い。むしろ給料も下がって良かったじゃないですか」とお話ししました。

意見の合わない人間と一緒になぜ仕事をするのか、それは経営者として創業した意味もないので、退職してもらったほうが良いと思っています。

次の「戦略通りに進めることができない」という質問ですが、この場合のケースはいくつかございます。1つは戦略の立て方が間違っているケース。

このケースの場合、もう1回戦略を立て直すということをされたほうが良いのではないかと思います。コンサルタントの先生に相談するなり、友人の社長に相談するなり、されるのは良いことなのではないかと思います。

立て方を間違える原因としては、

・環境が変わってしまったという場合
・環境把握が違っていたという場合
・自社内のリソース・財産などの把握が間違っていた場合

などがございます。

私は経営戦略を作るプロでして、経営者にアドバイスすることをよくやっております。

その際には必ず、決算書を見ます。

財務内容というは現状把握です。それを見てお聞きするのは人材のレベルや、業種による経営環境の状況か。つまり、現状把握というのが一番重要なのではないかと思います。

もし現状把握が間違っていなく、戦略通りに進めることができないということになりますと、2つ目のマネジメントという話になります。経営幹部が経営方針通りやってくれない、となると、幹部を変えるしかありません。

幹部を変えるには、2つの方法しかございません。指示を聞かない幹部に退職してもらい違う人を幹部に据えるか、指示を聞かない幹部を説得し経営戦略通りやってもらうようにするのか。

そういう意味で、先程の経営方針の違いから経営幹部が数名退職したというのは、大変素晴らしいことだと思います。

とはいえ、G社様は自己責任をよく分かっています。すでに幹部を筆頭に数名退職していますので、戦略通りにいかない理由を見極めて、お進めいただいたら良いのではないかなと思います。

私どももご相談に承りますので、何なりとお話しいただければと思います。

 

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。

2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。著書に「社長の孤独力」(2019年6月発売。日本経済新聞出版社)がある。

※新谷哲の回答へのご質問・ご相談がある方はご遠慮なくお問い合わせください。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング「経営幹部が社員を連れて独立。どう立て直せば良いか?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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