【解説】美容業界の資金調達の方法。店舗運営における上手な調達方法とは?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「直近の決算は赤字でしたが、新規の融資を受けることは可能ですか?」

  • 相談者:L様
  • 業 種:美容業
  • 資本金:500万円
  • 年商:4,000万円 

エステティックサロンを5店舗経営しているLと申します。最新の設備投資をして、攻めの経営をして行きたいと考えています。しかし、直近の決算は赤字で、現在受けている融資の返済は厳しい状態です。そのため、店舗数を3店舗に減らし、家賃や人件費などの固定費も削ることで返済に充て、新規の融資を申し込もうと検討しています。問題なく返済していける計算ですが、可能性はありますでしょうか?

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

民間の金融機関から融資を受ける場合に一番重要なのは、過去3期分の決算書です。通常時であれば、3期連続赤字もしくは債務超過企業の場合は、融資を受けることは難しいでしょう。ただし、コロナ禍やリーマンショックのような緊急時では、特例の救済措置として新たに融資制度が設けられることが多いので、直近の決算が赤字でも融資を受けられる可能性が高いと言えます。おそらく、今の借入と合わせて年商の1/3ぐらいまでの金額であれば、融資を受けられますが、L様のご状況や、どれくらいの設備投資をお考えかが分からないので、バランスシートを拝見しない事には正確にお答えできません。状況によって金利や融資額も変わってくるので、一度どのような融資制度が設けられているか、調べられてみてはいかがでしょうか?

その次は、実際に金融機関へ融資を申し込みます。その時は、決算書3期分と5か年の事業計画、そして会社案内を持って民間の金融機関を5行ほど回ってみましょう。先日、倒産寸前だった知人の企業では、4行回って3行から2000万円ほど借り入れていました。債務超過でなければ1行は貸してくれるはずです。その仕組みについては、YouTubeの「WizBiz社長塾」という番組で解説しておりますので、下記URLよりご覧ください。

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ご希望がございましたら無料でオンライン経営相談も行っていますので、ぜひお声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

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本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「攻めの経営に向け資金調達を成功させるには!」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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