テレアポの新規開拓営業は時代遅れの営業方法なのか?

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「新規開拓の営業で、テレアポを使う方法は非効率でしょうか?」

  • ご相談者:G社様
  • 売上:1億5000万円

こんにちは。弊社は都内で研修会社を経営しておりますが、新規開拓の営業課題があり、売上も伸び悩んでいます。

入社したての新人には新規開拓営業のためにテレアポをやらせているのですが、人によって成果にばらつきもありますし、やっとのことで1件のアポイントを取っても、クロージングができずに新規開拓に繋がらないことが続いております。

新入社員の根性を鍛えるという意味では、テレアポによる新規開拓営業は重要だと考えております。しかし、時代は変わっており、売上を伸ばすためにはテレアポよりも効率的な方法で新規開拓営業を行うことが必要ではないかと考えています。

新谷社長はテレアポの必要性についてどうお考えですか?また、テレアポよりも効果的に新規開拓営業を行う方法についてご意見を賜りたいです。よろしくお願いいたします。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

弊社の新規開拓の営業活動では、テレアポで集客しているメンバーもおります。そのためテレアポによる営業方法も、重要な方法の1つだと考えています。

しかし、現代は、ウェブサイトを活用して営業をする時代になっていますので、「テレアポが絶対に必要な新規開拓の営業方法か?」と言われると、答えに困ります。もちろん、社員教育という意味ではテレアポが重要です。弊社も昔は、新人はテレアポを行う部門に1年間入れて、その後、違う部署に移してまいりました。テレアポを行った社員の中には、4年~5年で部長代理になったメンバーがおりますので、社員教育という点では、テレアポにも良い部分もあると感じます。

一方で、テレアポだけ1年間やらせると皆、「苦痛だった」と言い、嫌がるメンバーも多く離職率も高くなる傾向があります。嫌がる社員が多いという意味では、テレアポによる新規開拓の営業方法は時代的に合わないのではないのかもしれません。

テレアポよりも効果的な営業方法という意味では、貴社は研修会社ですので、セミナーを開催することをおススメします。ウェブサイトでSEO対策を行い、「研修 ○○」の検索で1位を獲ることができれば、効果的な営業となります。これがテレアポからの脱却になるのではないでしょうか?

テレアポやSEO以外にも、新規開拓に有効な営業方法は多くございます。しかし、研修会社であればウェブサイトとセミナーを営業方法として活用することが、新規開拓にとって最も効果的な方法です。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「テレアポの新規開拓営業は、時代遅れの営業方法なのか?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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