契約書作成の注意点。トラブルを避けるための契約方法を実現

本コーナーでは、経営者、社長、後継経営者、起業予定者などから頂戴する会社経営に関するご相談に対して、WizBiz株式会社の代表であり、経営コンサルタントである新谷哲が独自の視点で経営上のアドバイスや解決方法をご提示いたします。なお、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の「3分コンサルティング」を編集して掲載しております。

相談内容:「委託先と開発後のトラブルを避ける注意点はありますか?」

  • 相談者:K様
  • 地域:東京都

子会社を設立し、多言語対応の観光アプリの開設を進めることになりました。当社のメイン事業は、アジア圏を中心にした旅行代理店のため、製品開発のノウハウは全くなく、すべて外部委託をします。現在、開発会社の選定を行っておりますが、相見積の費用感は特に大差はありません。ただ、弊社のプロジェクト担当者も初めての開発経験のため、今後契約に至った際に、契約書のドラフトの良し悪しの判断で委託先に言われるがままの内容になりかねません。委託先と開発後のトラブルを避けたいので、契約書に盛り込むべき項目や注意点をご教示いただけますでしょうか。

ご相談者へ回答(回答者:新谷 哲)

委託先とのトラブルを避けるためには、契約書に違約金条項を盛り込むことが有効です。こうすることで、アプリ開発の遅れや、完成しなかった場合、遅延賠償金として請求することが可能です。違約金の金額は、開発費の3倍ほどと明記するケースが多いようです。

弊社でも、ビジネスマッチングアプリの「BizOn! (ビズオン)」の運用を2年前に始めました。その際、開発を委託する会社は以下のように選びました。まず、10社ほど資料提示やプレゼンをしてもらいました。その中から3社を選び、再度プレゼンと見積書の提出してもらいました。その中から2社に絞り、さらに話し合いを重ね依頼する会社を決定しました。何度も打ち合わせしたのは、弊社と適切に意思疎通ができるかどうかを確かめたいと考えていたからです。

実は、選考から契約まですべてオンライン上で行いました。しかし、大きなトラブルはなく、現在では「どのマッチングアプリよりもユーザビリティが高い」とお客様から好評をいただいています。 このように、トラブルを避けるための契約内容も重要ですが、相手の考え方やコミュニケーションがうまく取れるかの方が重要です。相性のよい開発会社を見極めて、アプリの開発をしていただければと思います。ご希望がございましたら、無料でオンライン相談に乗らせていただきますので、ぜひお声がけください。

新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長

新谷 哲

1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。現在、経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。日本国内では、経営者の会員登録数でNo.1のメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。

※新谷哲に経営相談をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。初回のみ無料で承ります。

本コーナーで掲載する経営相談は、Podcast「社長に聞く!in WizBiz」で配信中の3分コンサルティング経営者の課題解決!「トラブルを避けるため契約書に盛り込む事とは?」を編集したものです。文中に登場する社会環境や企業情報、数字情報、その他の各種事象は、原則、収録当時のものですので、予めご了承ください。

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